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貴女の死んだお祝いに
Prophet

美しく散る雪桜の中紅く狂い咲いた蓮の花手に持ち
瞳閉じて耳塞ぎ愛しき貴女思いながら今宵も月光にさらされ
螺旋の光に包まれて月へと伸びていった貴女を綺麗だと見ていた
薄れていく意識の中で最後に見た貴女は残月?
涙をぬぐい光失う残月必死に追いかけて
今日もまた熱き光に照らされ貴女見失う
紅く輝く瞳からは涙が流れているのに
何故か微笑みながら貴女見つめ立ち尽くす
今日も蓮華畑の中一人立ち尽くし貴女見つめる
貴女が奏でた音を思い出しながら手の中の蓮の花束握り締める
静かに瞳閉じ貴女が奏でた音を頭の中で響かせた
貴女の死んだお祝いに僕から蓮の花束と貴女の大好きだった音をプレゼントします
貴女を強く見つめ花束掴んだ両手を必死に掲げ泣きながら奏でる
涙は音と共に光へと変わり貴女に届くように願った
その願いは星になり今宵の紅い夜空を綺麗に飾り貴女を祝った
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